
短時間の相談で「あなたも悪い」と言われてしまう現実
トラブルに巻き込まれた方は、精神的にも追い詰められ、「何から話せばいいのか」「どこまで説明すべきか」すら分からなくなるものです。
しかし、多くの弁護士の初回相談は 30分程度。
状況を整理しきれないまま説明が終わり、こんな言葉が返ってくることがあります。
「あなたにも問題がありますね」「倫理的に引き受けられません」「証拠が弱いです」
ところが、その場でうまく伝えられなかっただけで、実は重要な証拠を持っていた、法的に正当な主張であった というケースは少なくありません。
実際、弁護士に断られた後、本人訴訟で裁判を行い、最終的には勝訴したケースもあります。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
本コラムでは、行政書士にできる内容証明の作成について分かりやすく解説します。
- 弁護士と行政書士の役割の違い
- 行政書士の強み「依頼者の話を徹底して聞く」
- 短時間の相談では浮かび上がらない「真実」
- 内容証明作成は“声を形にする作業”
- 依頼者の思いを丁寧に受け止めることからはじまる
- 行政書士にできるサポート
- 当事務所の内容証明サポート
1. 弁護士と行政書士の役割の違い
行政書士は交渉を行う専門家ではありません。
そのため、弁護士のように相手方と折衝したり、代理人として動くことはできません。
しかし行政書士には、依頼者の一方的意思表示を書面として正確に残す という特徴があります。
ここが実は大きなメリットになることがあるのです。
2. 行政書士の強み「依頼者の話を徹底して聞く」
トラブルの当事者は、多くの場合、強いストレスを抱えています。
「事実を順序立てて説明できない」「何が法律的に重要なのかわからない」「感情面ばかり話してしまう」…これは当然のことです。
しかし30分の法律相談では、こうした「混乱した事情」を整理する余裕がありません。
一方、行政書士は交渉をしない立場だからこそ、まず依頼者の話をじっくり時間をかけて聞く というところから始めることができます。
相談者の感情や状況を丁寧に受け止め、証拠の所在や時系列、相手方の行動などを一つひとつ整理しながら、法律的に意味のあるポイントを抽出し、文書にまとめなおす という作業に専念します。
3. 短時間の相談では浮かび上がらない「真実」
裁判では、
- 主張書面を何度も提出し
- 証拠を精査し
- 必要に応じて尋問も行い
- 裁判官が全体像を把握する
というプロセスがあります。
つまり、裁判所は じっくり時間をかけて“真実”に近づく仕組み です。
しかし、弁護士の初回相談は30分。ここで全てが判断され、「あなたも悪い」と一蹴されてしまうことがあります。
短い時間では、依頼者が持つ証拠の価値を見逃してしまうことも起こり得ます。
だからこそ、当事務所ではまず 「状況を正しく理解するために、しっかり話を聞く」 という姿勢を大切にしています。
4. 内容証明作成は“声を形にする作業”
行政書士が行うのは交渉ではなく、依頼者が伝えたいこと・主張したいことを 法律文書として過不足なく、明確に書き起こすこと です。
- 内容証明郵便
- 事実経過の時系列整理
- 証拠と主張の結びつけ
- 相手方に伝えたい意思の明文化
これらは正しく作ると、相手方にも、警察にも、第三者にも「何が起きているのか」が非常に伝わりやすくなります。
つまり行政書士は、あなたの声を、誤解なく、強く、正確に“書面という形”にする専門家 なのです。
5. 依頼者の思いを丁寧に受け止めることからはじまる
弁護士は、勝訴の見込みが低いと判断した事案については、積極的に受任しないことがあります。
しかしそれは、パニック状態にある相談者から、限られた時間の中で十分に事実を聞き取ることが難しかっただけかもしれません。
本来、あなたの訴えは正当なものであり、当事者同士で解決できる事案だった可能性もあります。
だからこそ、まずはあなたの気持ちや状況を、適切な形で相手に伝えることが重要です。
行政書士として大切にしているのは、依頼者の思いを最優先にし、あなたが伝えたいことを「あなたの言葉」で表現できるよう支えることです。
行政書士は、あなたが抱える不安や怒り、恐怖を丁寧に受け止め、それらを法律文書として正しく整理し、意思を確かな形にして届けます。
当事務所は、あなたの声をしっかりと聞くことからサポートを始めます。
6. 行政書士に依頼するメリット
内容証明郵便の作成はご自身でも可能です。
しかし、「文章力に乏しい」「法的に間違った主張」「下手に書面にしたことで逆に不利な立場になる」というケースも多く見られます。
内容証明は、伝えたい意思や事実関係を法的に整理し、正確な文書として残すことが重要です。
行政書士に依頼することで、感情的になりがちな内容を冷静かつ適切な表現に整えられます。
相手に強いメッセージ性を持たせつつ、無用なトラブルを避けた文書作成ができる点が大きなメリットです。
7. 当事務所のサポート内容
ROMEO行政書士事務所では、 内容証明の作成や提出 をサポートしております。
まずはお気軽にご相談ください。
